看護師を一生の仕事とする場合、自分のキャリアパスを考えることはとても大事です。キャリアパスとは自分が行う仕事での最終的な目標を指し、自分がイメージする理想の看護師になるための道筋ともなります。ジェネラリストを目指すか、スペシャリストを目指すか、自分のキャリアを形成していくために進む道をしっかりと考えていきましょう。
ジェネラリストとは、特定の分野に縛られず幅広い領域の現場で働く看護師のことです。ジェネラリストは特定の分野を極め、キャリアアップを図るわけではありません。ジェネラリストに必要なのは幅広い分野の知識と豊かな人間性、社会性です。チームをまとめ、リーダーシップの発揮も求められます。看護部長などの役職に就くこともジェネラリストのキャリアとして期待できます。
一方、スペシャリストは特定の分野において高いスキルを持ち、質の高いケアを行う看護師のことです。専門的に極めたい分野が決まっている人に向いています。特定の分野を極めて患者の病気を深く知りたい、向き合いたい人にもおすすめです。スペシャリストとしてのキャリアパスとして、認定看護師や専門看護師の資格を持っておくのも良いでしょう。それぞれ、3年、5年以上の実務経験が必須です。働き出してから極めたい分野を決めるより、早い段階で決めておく方が自分のキャリアパスに向けて進みやすなります。自分のキャリア形成を考えるときには、最終目標を決めておくことでなりたい自分に早く近づくことが可能です。