病棟、介護施設、企業など数多くの現場がある看護師の仕事。そんななか、様々な意外な職場を見つけたのでご紹介したいと思います。

「治験現場」
治験とは、新薬を開発する過程で、健康な人や患者に投与するという臨床試験を厚労省の認可を受ける前に行う事。その薬の投与による副作用や安全性、そしてその薬の効果や最適な投与量などの有効性をはかります。この試験は基本的に製薬会社が主催。病院やクリニックで被験者を募り実施されます。看護師としての職種はなく、CRA(臨床開発モニター)とCRC(治験コーディネーター)といった役職が与えられます。どちらも、看護師の資格を持っていれば可能。土日祝日休み、夜勤なしといった観点から希望する方が多いそうで、様々な新薬の開発や試験に携われるという事からキャリアアップに勤める人が少なくありません。

「企業看護師」
企業看護師は、オフィスや工場といった一般企業の医務室などに勤務します。 主な仕事は、社員の健康管理や健康指導。つまりは学校の保健室の先生のような役割を行うのです。もちろん仕事はそれだけでなく、定期的な健康診断や特定健診の計画。はたまた日常的なヘルスケアについての情報発信や、看護師としての経験や資格を活かした社内の健康に関する制度を作成するといった事です。勉強熱心な保健師さん必見の職場ですね。

「ナースキャスト」
ナースキャストは、キャストという名前がつく事からも分かる通り、夢の国ディズニーランドにおける看護師のお仕事。主に来場者がちょっとしたケガをした際の応急処置をする事が求められ、重傷であれば近隣病棟への搬送フォローなども行います。時給シフト制、しかも職場がディズニーランド!という事で希望する人が多いようです。 応募は毎年定期的に面接による合同説明会があるので、ディズニーリゾートのHPをチェックしてみるといいでしょう。 もちろん、ディズニーランド以外でも遊園地や動物園、水族館といったアミューズメント施設での看護師求人はあります。しかし、そのほとんどがGWや春・夏休みといった繁忙期間限定の為ディズニーランドのような常駐というのは大変難しいといえるようです。

この他にも、特にこだわらないというならば看護師を求める職場は沢山あります。
病棟やクリニック、介護施設といった普通の現場は飽きた!という方は、ぜひ、一風変わった職場でその資格、経験、持ち味を活かしてみてはいかがでしょうか?